先日はレッドシーリーファー250G2をお使いのお客様宅にお邪魔して2分岐配管を組ませて頂きましたが、本日はレッドシーリーファー250V3をお使いのお客様宅にお邪魔して3分岐配管を組ませて頂きましたので比較も付けて紹介させて頂きたく思います。
お客様水槽に関して
前回のお客様と今回のお客様の仕様比較表
水槽 | レッドシーリーファー250G2 | レッドシーリーファー250V3 |
ポンプ | OCTO Varios 6 | OCTO Varios 8 |
クーラー | ゼンスイ ZC-500α | ゼンスイ ZC-700α |
クーラー側ホースサイズ | 内径16mm | 内径19mm |
配管分岐数 | 2 | 3(カルシウムリアクター有り) |
逆止弁 | 無し | 有り |
魔改造Ⅱ | G2なので必要無し | 有り(流量大幅増) |
魔改造Ⅲ' | 有り | 有り |
ポンプ・クーラー共には似たような機器構成になってますね。
ポンプサイズが違うのは分岐数に応じての物だと思いますし、クーラーの差は多分お客様の設置環境に応じての物だと思います。
ただ、G2とV3の差が配管設置には結構大きく響き、今回の配管組は正直苦労しました。
この写真を御覧ください。クーラー側の配管をL字分岐から真っ直ぐ立ち上げる事が出来ず(リターン配管に当たってしまう)2回エルボで折り曲げると共にユニオンを2個入れて、好きな向きに配管を持っていけるように工夫させて頂きました。
こちらがレッドシーリーファー250G2に2分岐配管をセットさせて頂きました写真です。リターン配管が直上にないので、真っ直ぐ配管を立ち上げる事が出来ています。
※どちらも上方まで配管を持ち上げているのは、給水タンクを躱すためです。
当方の2分岐配管をお求めのお客様はホース接続になりますので、それほど気にする必要が御座いませんのでご安心下さい。
ただ、ポンプの角度とボールバルブの位置関係が結構微妙ですので、Wユニオンボールバルブ仕様の2分岐配管をお勧めさせて頂きます。
こちらを選んで頂けましたら好きな向きにバルブをセット出来ますので、セット後のバルブ操作が楽になると思います。
またもう1点苦労した点が逆止弁を入れたが為に、魔改造Ⅲ'改造後配管と3分岐配管のクリアランスが全然取れなかった事です。
無理やり引き伸ばしている写真なので見難いのですが、奥の配管にホースバンドが2個近接して設置されている事が分かると思います。ホースバンドが近接しているという事はホースがとても短いという事です。
※前回のお客様の写真は3つ上に御座いますので比較頂けると違いが良く判ると思います。
これを避ける為には魔改造Ⅲ(内径25mmホース接続)仕様にして、ホースを1周グルーっと回して設置するか、配管を短く作るしか御座いません。
今回2つのレッドシーリーファー250に分岐配管設置させて頂き構造を良く理解しましたので、今後レッドシーリーファー250用分岐配管に関しては下記の対応とさせて頂きます。
カラー配管選択のお客様:逆止弁付き魔改造Ⅲ'仕様をお受けしますが、結構ギリギリですので設置が大変な事をご理解宜しくお願い申し上げます。もしくは魔改造Ⅲ仕様を選択下さい。
※正直流量は変わりません:水槽背面の配管サイズがVP20に近いサイズで有るが為です
国内塩ビ配管仕様を選択のお客様:逆止弁付き魔改造Ⅲ'仕様はお受け出来ません。(魔改造Ⅲ仕様を選択下さい)また、逆止弁無しの場合でも国内塩ビ配管は継ぎ手寸法が長いので、魔改造Ⅲ'仕様は距離が厳しいので設置が難しい事をご理解頂くか魔改造Ⅲ仕様を選択下さい。
※どうしてもホースをグルーっと1周させるのが嫌なお客様は水槽側に逆止弁無しやボールバルブ無しを選択頂けますと幸いです。
ここで痛恨のミス発覚です。今回のお客様は吹出口を太くするという魔改造Ⅱも行わせて頂いたのですが、写真を撮るのを忘れてしまいました。
※この改造をした結果、G2に負けない流量を流す事が出来ています。
3分岐配管設置後写真
ボールバルブが2個並んでますが上はカルシウムリアクターに繋がる配管です。内径6mmのホースを使ってほんの少しの量だけをキャビネット外部に設置するカルシウムリアクターに送りますので、流量の影響は殆ど無いと思います。
ポンプの姿は見えませんが、プロテインスキマーの色ともマッチしている配管です。
流量測定結果
これも痛恨のミスで最大流量での測定結果写真撮影を忘れてしまいました。
証拠となる写真が無いのですが以下の結果でした。
- 出力5:41L/分(2,460L/時間)
正直お客様も「見たこと無い位のレベルで吹出口から水が吹き出しておりビックリした」と仰っておられました。
このレベルで使う方はいらっしゃらないとは思いますが、10回転/時間達成可能です。
最終的にお客様が選択されたレベルと流量は?
レベル2(最高出力から3個絞った状態)で29L/分(1,740L/時間)での運用をする事に決定されました。
回転数で言うと約7.9回転/時間です。
※総水量は220Lと仮定:設定総水量245L、充填率90%で計算
前回のVarios6をお使いのお客様はレベル3(最高出力から2個絞った状態)で27L/分(1,620L/時間)での運用をする事に決定されましたので、1個絞っているのにも関わらず、流量がこちらの方が多く流れているのは、ポンプサイズから来る違いと思います。
その時のクーラーへの流量は14L/分でした。
ゼンスイ様のZC-700αの必要流量は10-40L/分となっていますので、要件は満たしています。
前回のお客様のクーラー側流量は11L/分でしたので、3L/分の差が御座いますが、それがポンプパワーから来る違いなのか?接続ホースサイズ内径によるものなのか?は不明です。
2つ分岐配管を収めさせて頂き気付いた事
- レッドシーリーファー250に魔改造を行って頂ければ、OCTO様のポンプで有ればVarioS6で十分だと思います。
- レッドシーリーファー170に魔改造を行って頂ければ、OCTO様のポンプで有ればVarioS4で十分だと思います。
- レッドシーリーファー250はやっぱりポンプ室が狭いです。正直ストレーナー不要と思いますが、ストレーナー付きのポンプは納められないのでは無いでしょうか?
- 旧タイプのレッドシーリーファーでも魔改造Ⅱ・Ⅲを行って頂ければG2と全く変わらない性能が発揮できます
- 魔改造無しでレッドシーリーファーを運用するのは、無理やり飼育のレベルを上げているような気がしますので、もし生体を多めに入れたい方は、最低でも魔改造ⅢかⅢ'だけはされた方が良いと思います。
info.saffdesign@gmail.com
皆様良いアクアライフを!!
最近米国からの多くのアクセスを頂いております。
本当に有難いことです。
Thank you for reading this blog.
I am sorry for the description in Japanese only.
This page article "Piping for Redsea reefer reef tank."
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