レッドシー リーファー 170 (オーバーフロー水槽)立上げ Vol.22流量改善対策FINAL(海水水槽立上げ)

 

10回転/時間を目指します

 

過去にもブログで紹介させて頂きましたが、レッドシー リーファーシリーズは送水管に2箇所細い所が有る為、大流量ポンプを使ってもその性能を発揮させる事が出来ません。

 

※大型ポンプで運用されている事例紹介されていますが、能力を活かせず無駄に電気代が掛かっているだけの事例が散見されます。

 

1箇所目がポンプからのホースを接続する部分です。

 

レッドシーリーファー ホース接続部

 

この部分は改良を行い、内径38mmφのホースで接続した為、スムーズに水が流れて流量が増えました。

 

※その時の様子をブログに纏めてます

 

もう1箇所が送水部のノズル部分です。

 

レッドシーリーファー ノズル

 

ここさえ太くすれば、大量の水を循環させる事が可能になるのですが、レッドシーリーファー専用構造になっている為、簡単に改造は出来ません。

 

海外のサイトでもレッドシーリーファーのノズル太さのせいで、充分な流量を流せない問題が大変話題になってます。
皆さん大幅な加工を行い配管太さを確保されておられます。
せっかく大流量が流せるようになっているのに、風車式流量計を入れてわざわざ流量が減るようにしているのは謎です。
風車式流量計は百害あって一利無しです。

 

改造アイディア1

 

レッドシーリーファーの送水側パイプは上に紹介したノズルとネジによって結合されます。

 

レッドシーリーファー 給水パイプ ノズル

 

ここに給水栓ソケットが合わないか?と考え、エルボタイプの給水栓ソケット(VP20サイズ)を購入しました。

 

結果、ネジが合いませんでした。。。

 

給水栓ソケットの雌ねじに対して、雄ねじ側が細かったです。

 

ネジが駄目なら、ホース接続するしか有りません。

 

 

購入したもの

 

タカギのL型ホースコネクター 25mmφ用

 

ステンレス製ホースバンド×2個

レッドシー リーファー 170 ライブロック HSBAO ポンプ DCポンプ オーバーフロー水槽 海水水槽立上げ

内径25mmのホース150mm程度

 

フロースピナー

 

※この製品は過去ブログで紹介させて頂いております

 

 

組み立て

 

物さえ揃えば、後は正直組み立てるだけです。

 

狭い場所で組み立てなければいけないですし、ホースサイズに対してパイプサイズが太いので若干大変では有りますが、慌てずゆっくりやれば誰でも出来る改造だと思います。

 

加工するのは1点のみです。

 

レッドシー リーファー 170 ライブロック HSBAO ポンプ DCポンプ オーバーフロー水槽 海水水槽立上げ

 

パイプが長すぎるので、カットする必要が有ります。 

 

こつは2点です。

 

  1. ホースを熱湯につけて柔らかくしておく
  2. ホースに少しだけ切れ目をいれる

 

レッドシー リーファー 170 流量改善 HSBAO ポンプ DCポンプ オーバーフロー水槽 海水水槽立上げ

 

ご覧頂いて分かる通り、丁度良い感じに前斜めに傾いています。

穴位置との関係から少し前傾姿勢が丁度良いです。

 

鉛直のパイプに関しては、ステンレス製ホースバンドで締め付けていますが、水平側のホースは特にバンド等で締め付けておりません。

 

必要に応じてホースバンドで締め付けたほうが良いかも知れません。

 

 

奇跡的に標準ノズルのアイボール貫通部の太さと内径25mmφホースの外形が一致しているため、水漏れ0です。

 

レッドシー リーファー 170 流量改善 HSBAO ポンプ DCポンプ オーバーフロー水槽 海水水槽立上げ

 

フローボックスの貫通部の処理も貫通後の処理も余計な物が水槽側から見えず、違和感の無い収まりになっています。

 

レッドシー リーファー 170 流量改善 HSBAO ポンプ DCポンプ オーバーフロー水槽 海水水槽立上げ
レッドシー リーファー 170 流量改善 HSBAO ポンプ DCポンプ オーバーフロー水槽 海水水槽立上げ

 

 フロースピナーを可能な限り前に傾ける事で、スピナーが回転して上向きになった時でも、水上に噴水を上げる事は有りません。

 

 

結果発表

 

各条件で下記のような流量が確保出来ました。

 

クーラーにも送水した時:30L/分(1,800L/時間)

 

クーラーへ送水しない時:37L/分(2,220L/時間)

 

標準配管を利用した時は18L/分21L/分でしたので、大幅に流量が改善されました。

 

この配管に改造する事で、よくネットに書かれている総水量に対しての1時間当たりの回転数10回オーバーを達成する事が出来ました。

 

動画もご紹介しますが、実は色々と問題が有る事も判明しました。

 

動画紹介

 

動画でも紹介していますが、レッドシーリーファー170では27L/分(1,647L時間)以上の水を流すと、排水が間に合わなくなってしまいます。

 

バルブ全開です。

 

もしかしたら個体差が有るかも知れませんし、落水部が相当キャビテーションを起こしておりますので、その影響も受けているかも知れません。

 

レッドシーリーファー250や350は落水部の寸法が大きいですし、サンプ形状も異なりますし、もっと大流量流しても問題無い可能性有りますが、実験のしようが有りませんので、正解は判りません。

 

 

管路を太くしたメリット

 

  1. 流量を増やすことが出来ます:同じポンプを使っても流量が大幅アップです
  2. 電気代を節約出来ます:同じ流量でもコントローラでレベルを抑える事が出来ますので、やっぱりDCポンプがお勧めです

 

※当方の環境では、同じ流量を得る為に2/3程度の電気消費量で済みましたので、大幅に省エネな運用が可能です

 

※レッドシー リーファーシリーズで、簡単お勧めな改造になりますが、改造は自己責任でお願いします

 

info.saffdesign@gmail.com

 

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理由は全く分かりませんが、最近米国からのアクセスが非常に多いです。

本当に有難いことです。

 

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I am sorry for the description in Japanese only.

 

This page article "How to increase the flow rate of the redsea reefer Part2."

 

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