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レッドシーリーファー350G2用分岐配管

まずは設置写真を御覧ください。

タイトルにも記載していますが、レッドシーリーファー350G2にカラー2分岐配管を仕込んだ写真です。

レッドシーリーファーと同じ赤の配管を採用しているので、とても格好良く無いですか?

 

VP25相当の配管接続になっていますし、給水配管との接続部は内径38mmのホース接続になりますので、標準配管に比較してとても沢山の流量が流れると思います。

※回転率爆上げです

 

では、このお客様から注文を頂いて出荷するまでのやり取り等を紹介させて頂きたく思います。

 

 

メールにて問い合わせを頂戴しました

お忙しいところ失礼いたします。

今回、Reefer 350G2+を導入するのですが、その水槽のポンプにサフデザインさんのDEP-10000の導入を予定しています。

その際、水槽への給水パイプをVP25に変更して流量アップを図ろうと思っています。

そこでサフデザインさんにパイプの製作をお願いしてもいいでしょうか?

お返事を頂いてから、DEP-10000と一緒に購入手続きをさせて頂きます。

クーラーは使用していないので、ポンプ>逆流防止弁>二股>排水口A・排水口Bという感じでつなげられればと思っています。

2分岐配管で問い合わせが多いのがnano.170.250になります。

今回は横幅120cmを超える大型水槽で有るレッドシーリーファー350G2向け2分岐配管問い合わせという事で、非常に嬉しく思いましたし殆ど製作させて頂く機会が無いのでワクワクしながら最初のメールを返信させて頂きました。

ご質問ありがとうございます。

 

制作中の配管部品を並べただけなので本物とは異なりますが、写真のような感じの物がご所望という事ですね。

1点とても難しいポイントが御座います。

 

水槽と配管は内径38mmのホースで接続する形になるのですが、そのホース自体はとても短くなるので自在調整が効きません(場所をかなり正確に組み立てる必要が有ります)

サンプへのポンプの収まり位置・水槽側配管の位置がかなり正確に決まらないと、結局使えない物になってしまう為、組んだ形での納入はとても難しいと思います。

 

一番良いのは水平の配管を長めに切った形で納品させて頂き、最終的には現地でカットして頂きVP25のエルボを組み立てる事だと思います。

 

または、水平方向の配管自体もホース接続にする形にすれば、現地カットや接着不要です。

せっかくのお話ですので、良いものをお納めしたいと思います。

 

是非意見交換させて頂ければと思いますので何卒宜しくお願い申し上げます。

カラー配管も御座いますので、そちらも合わせて検討頂けますと幸いです。

詳細なご返答ありがとうございます。

T字の配管をポンプの位置に合わせて接着する必要があるということですかね?

多少の配管作業はやったことある素人レベルで何とかなる程度でしたら、現地で調整でも問題ありません。

(多少の工具はあるのですが、太いパイプだと斜めに切れてしまったりするんでちょっと不安です。)

配管のカラーはできればReeferに合わせた赤黒があればと思います。

返信有難う御座います。

海外規格配管は差し込みが短いので、斜めに切れるのはあまり良く無いので、慎重に切断をお願いします。

平行部はホース接続の方が無難な気がしますが、お任せします。

配管接続にすれば赤が目立ちます。

トヨロンホースは見た目も良いのでオススメです。

ホースで接続する事考えると、殆ど赤は見えないので、日本規格のグレーで作っても同じ気がします。

残念ながら、黒継手が無いので赤白になりますが如何でしょうか?

いずれにしても、あまり慌てずに仕様を決める事が出来れば良いと思います。

 

最終的に納品させて頂いた配管の形です

ポンプ立ち上げ部はもう少し短く加工しました:ここを短くした方が水槽と接続する部分のホースを長くする事が出来ます。

※ここは加工が難しいので加工接着して発送しました

 

逆止弁の上の赤パイプ部分ももう少し長く取った方が良い可能性が有ったので、

1mのパイプを約半分に切った物を同梱して出荷させて頂きました。

※現物見ながらで赤パイプの加工可能ですので、調整の幅が広がると思います。

 

お客様よりの設置レポートです

※弊社コメントは赤字記載です

 

遅くなりましたがやっと水槽が導入できたので、簡単ですが報告をさせて頂きます。

 

hsbao dcポンプ オーバーフロー水槽  カラー分岐配管 DEP-10000 レッドシーリーファー サフデザイン

純正の給水パイプになります。

ポンプ接続がホースになってしまうのでここでかなり絞られてしまいそうですね。

※この点を改造するのが魔改造Ⅲになります。後でこの点深堀りさせて頂いております

 

とりあえずやってみた状態です。

4つほど失敗してしまったことがあります。

  1. 水槽本体とパイプ接続するためのホースの径を間違えていて、慌てて買ってきました。思い込みで32㎜のパイプが入ればいいと思い込んでいました。水槽本体をつなぐためには内径38㎜必要でした。
  2. 横のパイプが長すぎて水槽本体との接続に無理が出ている。
  3. パイプの接着部分の計算が甘かったです。ここいらは慣れていないとダメですね…
  4. 水槽本体の接続部にシーリングテープを忘れていた。

水槽を組んだ後に思い出して慌ててやりましたがかなり大変でした。

 

この写真が完成の写真になります。

 

やはり2番目のミスが気になったので、横のパイプを1回切断し、少し短くしてから内径32㎜のホースで接続しなおして、長さをある程度調整できるようにしました。

これはうまくリカバリーできたと思います。

 

ただ、パイプにホースを接続するとがちがちになって動かないので調整は大変でした。

※トヨロンホースの色も格好良いですし、ホースバンドの色も良いですね。

 

hsbao dcポンプ オーバーフロー水槽  カラー分岐配管 DEP-10000 レッドシーリーファー サフデザイン

ポンプ層を上から見たところです。

※設置後は残念ながらポンプは見えません。青色なので見えない方が良いかも知れませんね。。。

 

余裕持って設置はできるのですが、水槽の純正配管の関係上、右端や手前に設置するためにはホースなどで給水水路を湾曲させて降ろさないと無理そうでした。

最初、右側のL字パイプをT字のものにして垂直に降ろそうとも思っていたのですが、次の項目の問題もあって断念しました。

 

給水配管の水槽接続部右側です。

ここは結構ぎりぎりでした。

透明ホース部分が12-14㎝の範囲くらいが無難かと思います。

短いと純正排水パイプとぶつかり、長すぎると右横の壁にぶつかってしまいそうです。(壁に関してはホースで逃げが作れると思いますが。)

この範囲で調整できる程度にポンプからのパイプの長さを決めると楽でした。

 

シーリングテープは組み立て前にしっかりと!

おかげさまで何とか理想的な配管になりました。

また何かありましたらお世話になるかと思いますが、その時はよろしくお願いいたします。

 

※半完成品をここまで仕上げられたのはお客様のDIY力有っての物です。配管も赤で純正配管とのコーディネートも出来ていますし、絞られる場所が無くなったので間違いなく流量も爆増えだと思います。

 

 

この配管は完成品で出荷出来る訳では無くお客様で加工が必要なのですが、レッドシーリーファーの能力を最大限に引き出すという意味では最高の配管だと思いますので、ぜひ皆さんご検討下さい。

 

レッドシーリーファー純正ホース接続部の太さ問題

本文章のやり取りを見て頂いて判ると思いますが、お客様はとてもお優しい方でDIY力も高い方ですので、ちょっと甘えて純正ホース接続部太さを測定して頂きました。

hsbao dcポンプ オーバーフロー水槽  カラー分岐配管 DEP-10000 レッドシーリーファー サフデザイン

メールしてすぐに内径まで測定して返信を頂くことが出来ました。

hsbao dcポンプ オーバーフロー水槽  カラー分岐配管 DEP-10000 レッドシーリーファー サフデザイン

太い部分の外径は25㎜(溝が彫ってあるので一番狭い部分は24㎜。)

細い方は21㎜(狭い部分は20㎜)程度ですね。

 

内径はホース接続側が15㎜、ねじ込み側が18㎜になってます。

内部形状は上記絵の真ん中の段差ありのタイプです。

 

ちなみに普通に外れて市販のPV20㎜のパイプコネクタ?が入りました。

※これが弊社が推奨している魔改造Ⅲ'です

 

レッドシーリーファー純正ホース接続部の太さ問題Ⅱ

色々な所に記載させて頂いておりますが、水中ポンプ(AC/DC問わず)は配管やホースを太く接続する事がとても重要です。

※太いほど流量を沢山流す事が出来ます。もし大流量不要な時はDCポンプで有ればコントローラーで絞っての省エネ運用も可能です

 

よって、弊社以外のポンプをお使いの方でも、もしポンプ1台でホース接続運用されるなら、上の写真の赤線部分で切って内径25mmのホースで接続する事をオススメさせて頂きます。

 

下表を御覧ください。

番号 コネクタ形状 内径断面積 1に対してのサイズ比率
1 切断せず内径21mmホース接続  176.625mm^2  
2 切断して内径25mmホース接続部 254.34mm^2 1.44倍
3 今回お納めした配管の最細部 490.625mm^2 2.78倍

ご覧頂ければ一目瞭然と思いますが、今回のような魔改造を頂けましたら、配管最細部の断面積が非常に広くなりますので、大流量を簡単に流す事が出来るようになります。

 

今回のお客様はクーラー接続無しの2分岐配管でしたが、更に写真右側に配管を出して3分岐配管にする事も勿論可能です。

 

水槽改造は自己責任となりますが、非常に簡単な改造で大流量を引き出せるという良い改造になるかと思いますので、是非レッドシーリーファー350以上をお持ちの方はお試し頂ければと思います。

 

この度は弊社製品購入本当に有難うございました。

また機会有りましたら何卒よろしくお願い申し上げます。

 

 info.saffdesign@gmail.com

 

皆様良いアクアライフを!!

 

最近米国からの多くのアクセスを頂いております。

本当に有難いことです。

 

Thank you for reading this blog.

I am sorry for the description in Japanese only.

 

This page article "Piping for Redsea reefer reef tank."

 

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