先日ご紹介させて頂きましたレッドシーリーファー250G2をお使いのお客様に2分岐配管をお届け&組込すると同時に流量測定もさせて頂きましたのでご紹介させて頂きます。
配管仕様に関して
今回ご注文頂きましたのはカラー配管(赤)魔改造Ⅲ'仕様(内径32mm接続)両側ボールバルブ付き、クーラー側接続内径16mmホース仕様です。
何度か紹介せさて頂いておりますが、魔改造Ⅲ'はどうやって改造するのか、写真付きでご紹介させて頂きます。
給水配管をレッドシーリーファーより取り外します。
ホースコネクター部を取り外します
※取り外しにはスパナやパイプレンチが必要です
ここにVP20TSバルブソケットをねじ込みます
※漏れを防ぐ為にシールテープをしっかりと巻きます
水槽にセットした所です。
純正みたいで違和感無いですよね?
この部材に内径32mmホースを接続するのを魔改造Ⅲ'、ここにVP20配管を刺してそこに内径25mmホースを接続するのを魔改造Ⅲと呼んでいます。
※勝手に呼んでいるだけですので、レッドシー社公認では御座いません
また何故これをすると流量が増えるのか?たまーに質問を受けるので一目瞭然で分かる写真を載せておきます。
左が純正のホースコネクターサイズと同じ内径16mmのホースが刺さるホースコネクターです。
右が今回利用したVP20 TSバルブソケットです。
流路サイズを御覧ください。
全然太さ違いますよね?
こんだけ絞られているから大きなポンプ接続しても流量全然増えないんです。
ポンプセット前写真
レッドシーリーファー250ってポンプ室がとても狭いんです。
真っ直ぐにポンプをセットする事が出来ないので写真のイメージ程度に斜めにセットします。
ボールバルブは濾過槽に対して水平になるようにセットしました。
ポンプセット後写真
奥側に見えているのが水槽へと接続される内径32mmのホースです。
配管がポンプ室ギリギリに収まっている事が見えると思います。
流量測定結果
- 出力5:32L/分(1,920L/時間)
配管改造前が24L/分(1,440L/時間)でしたので、改善率33%です。
実はこの後連続的に出力を絞って他のレベルでも流量測定を行ったのですが、空気を巻き込んでしまい安定しての計測が出来なかった為、結果は記載しませんがもちろんどの出力でも大幅に流量が増えています。
意味無いですが計測の際の実際の流量計アップの動画を載せておきます
最終的にお客様が選択されたレベルと流量は?
レベル3(最高出力から2個絞った状態)で27L/分(1,620L/時間)での運用をされる事に決定されました。
回転数で言うと約7.3回転/時間です。
配管改造前がレベル4(最高出力から1個絞った状態)で15L/分(900L/時間)での運用をされていましたので、回転数大幅アップです。
※総水量は220Lと仮定:設定総水量245L、充填率90%で計算
その時にクーラーへの流量は11L/分でした。
ゼンスイ様のZC-500αの必要ポンプ流量は10-40L/分となっていますので、要件は満たしています。
この後、水槽側のボールバルブを完全に閉にしましたが、その時でも14L/分しか流れませんでしたので、内径16mmホースでZC-500αに流せるのはこの辺りが水中ポンプとしては限界なのかも知れません。
この度は弊社2分岐配管購入有難うございました。
また貴重なデータを取らせて頂き大変助かりました。
info.saffdesign@gmail.com
皆様良いアクアライフを!!
最近米国からの多くのアクセスを頂いております。
本当に有難いことです。
Thank you for reading this blog.
I am sorry for the description in Japanese only.
This page article "Piping for Redsea reefer reef tank."
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