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【大公開】超弩級レッドシーリーファー350旧バージョン改造

hsbao dcポンプ レッドシーリーファー オーバーフロー水槽 DEP-10000 DCポンプ オーバーフロー水槽用分岐配管

先日ブログにて公開させて頂きました”超弩級レッドシーリーファー350改造計画”のお客様より完成報告を頂戴しましたので、ここに紹介させて頂きます。

 

※もしブログを読んでおられない方は是非上記リンクよりブログをご覧頂けますと幸いです。

 

お客様メッセージ

コメントはバブル内に記載させて頂きます。

以前リーファー350の設計をして頂きました、その節はお世話になりました。

その後試行錯誤を繰り返し、先月無事に完成しまして、実際に使いながら不備が無いか点検、改善などを要し無事問題無しと判断致しました。

hsbao dcポンプ レッドシーリーファー オーバーフロー水槽  DCポンプ オーバーフロー水槽用分岐配管

御覧ください、狭いキャビネット内に上手に配管されています。

赤いパイプと白いコンポーネントの色合いも良いですし、エルボを何個も利用して上手く配管を施工されています。

メイン配管とUV/クーラー用配管の太さの差にも気付いて下さい。

アクアギフト様が販売されているオーバーフロー水槽には標準で組み込まれている逆止弁も非常に綺麗にセットされていますね。G3では標準になったりして。と思ったりもしています。

※下の写真が参考にお送りした画像です。
hsbao dcポンプ レッドシーリーファー オーバーフロー水槽  DCポンプ オーバーフロー水槽用分岐配管

CGはごまかしが利きますが実配管はごまかしが効きませんので本当に大変な作業だっと思います。

文章にも”試行錯誤を繰り返し”と記載されていますが、良く完成まで持っていかれたと思います。

hsbao dcポンプ レッドシーリーファー オーバーフロー水槽  DCポンプ オーバーフロー水槽用分岐配管

配管集中部分と落水部分です。

水槽との結合部はホースを利用されていますが、最小かつ直線的に収められていますので、とても綺麗な仕上がりですね。黄色のホースバンドも良いアクセントになっていると思います。

惜しいのは弊社プロテインスキマーが青い事です。。。

これが赤なら完全な統一感が出て更に格好良いキャビネットになっていたに違い有りません。

hsbao dcポンプ レッドシーリーファー オーバーフロー水槽  DCポンプ オーバーフロー水槽用分岐配管

背面はパイプも白にされたんですね。細かい点まで拘りぬいた配管施工完璧ですね。

UVへの配管もクーラーへの配管もCG以上に綺麗に仕上がっていると思います。下に貼っている動画でご覧頂くと綺麗さが良く判ると思います。

事前にお送りしたCGと頂戴した動画を貼っておきます。

hsbao dcポンプ レッドシーリーファー オーバーフロー水槽  DCポンプ オーバーフロー水槽用分岐配管

安価に出来る小型水槽のデジタル温度計や自動給水、エアレーションスキマーなどを配電盤に格納連結、モニタリングや給水の統一、また震災時に上部から海水が飛散しても漏電を回避するために電源TAPの格納や、それに伴う配線各種も隠しました。

hsbao dcポンプ レッドシーリーファー オーバーフロー水槽  DCポンプ オーバーフロー水槽用分岐配管

通常クーラーを収めるエリアにはスイッチや各種コントローラーが綺麗に配置されています。

沢山の配線が有りますが、電源タップへの海水飛散も防止するためにここの収納されています。

ろ材スペースは完全に空けてフラグ養生スペース、また活性炭は浮くためダイソー水切りでサフスキマーの高さ調整にて出力高めで運用しつつ活性炭受け止め更に余った水流ポンプを配置することで代謝によるデトリタス体積をさせない構造にしました。

hsbao dcポンプ レッドシーリーファー オーバーフロー水槽  DCポンプ オーバーフロー水槽用分岐配管

市販の製品を利用したかのように綺麗に収まっていますね。

プロテインスキマーの高さを高めにセットした分、出力強めでの運用もグッドだと思いますが、もし濃い目濃縮希望で有れば後1〜2出力弱めでの運用で良いかも知れません。


このお客様はプロテインスキマーの前のスペースをフラグサンゴの養生スペースにされていますが、これだけのスペースが有れば、最近流行りのロールフィルターを入れる事が出来るかも知れませんね。

更にポンプをHSBAOのDEP-10000の1台にした事で開いたスペースに、マックスペクトnanoボール12個、更にバイオスポンジLサイズを配置し、脱窒が起こる条件は緩やかに通過する水流の中で発生することから、水流ポンプを入れることにより強制脱窒、更に水中ポンプスペースにもデトリタスが体積しない構造にしました。

hsbao dcポンプ レッドシーリーファー オーバーフロー水槽  DCポンプ オーバーフロー水槽用分岐配管

ポンプスペースが空いたことで、ここにろ材を入れておられます。

また水流ポンプを設置する事でデトリタスの堆積を防ぐなんて完璧な対策では無いでしょうか?

キャビネット内の様子が判る動画も頂戴したので貼っておきます。見せたくない部分にはすりガラス風になるフィルムを貼っている細かい配慮に脱帽です。

これにより、水槽内にはハギ各種、スズメダイ各種、マンダリンや甲殻類など、魚だけで34匹、それに貝類やエビなどを飼育し、朝と午後にデルマリンフードなど数種類加えた混合Foodを毎日2.5杯を2回、パープルシーウィード海苔を6分の1枚吊るしながら、3日に1度冷凍ブラインを4つ与えていますが、適正硝酸塩を維持しつつミドリイシもシビアでは無いトゲ、ハナヤサイなど飼育できるようになりました。

hsbao dcポンプ レッドシーリーファー オーバーフロー水槽  DCポンプ オーバーフロー水槽用分岐配管
hsbao dcポンプ レッドシーリーファー オーバーフロー水槽  DCポンプ オーバーフロー水槽用分岐配管

水槽内も非常にカラフルでサンゴが綺麗にレイアウトされていますね。

配管の提案のお陰で、魔改造効果は予想を超えた結果をもたらしています。

従来の出力50パーセントのままで、クーラーと殺菌灯、セパレートした2つに水流を充分に与えつつ、更に本水槽への循環量も申し分なく回せるようになりました。

単純に改造前からjebaoのDC6000のポンプ1台分の電力をカット出来ました。

さよなら!!jebao!!

出力50%でレッドシーリーファー350を十分に循環してかつ、UVとクーラーにまで循環出来てる。って凄くないですか?

出力を抑える事で高調波も抑えられますし、省エネ運用も出来ますので良いことずくめだと思います。


魔改造の効果が有るのは当然ですね。G2になってレッドシー社自らリターンパイプには大幅に手を入れておられます。多分世界中の顧客より改善要望が上がったのだと思われます。

それとも?開発中のDCポンプをテストしたら予想以上に循環量上がらず、こりゃやばい!!と改良したのかも知れませんが。

中型ポンプ1個分の節電は良いですね。何か起こった時用にバックアップポンプが有るのも良いと思います。

設計に当たってはCADサンプルから改良した点など色々と有りましたが、長くなりそうですので以後、動画や写真などを見ていただけたらお分かりになるかな?と思いますので、ブログなどで自社の製品紹介や、部品販売、知名度アップのネタにでもお使いください。

本当にお気遣い感謝です。沢山の頂いた写真や動画を貼って、ここに紹介させて頂きました。

お客様が仰っられる通り、私が提案した配管では全然収まらずに相当の苦労と工夫された形跡が写真や動画から見て取れました。


 

お客様によるTIPS

ブログ公開の連絡をさせて頂いた所、配管施工のヒントをお教え頂きましたので、ここに記載させて頂きます。

キャビネット内の配管を曲げて壁に寄せてる理由ですが、ボールバルブの形状が壁に密着させると、写真のように支えの方が浮いてしまうので配管接合ネジ部分が大きく本体が壁に密着出来ません。

 

 

※日本の規格と異なる為にこういった工夫が必要になるのですね。

 

結合パーツを多様し壁との距離を持たせ支えの強度アップと、ボールバルブを捻った際の捻りのエネルギーを配管に直線的に壁に伝えることで、捻りによる支えのネジ抜けをさせない為にあえて壁に配管は密着、バルブは壁に対し縦にし、vp25のメインバルブは壁までの距離を短くし、曲げを少なく、捻る時の揺れによる配管のビビりを無くすことで横向きではありますが捻る時の揺れによるネジ抜けを無くしました。

 

更に、細い配管は2本密着させる事で長い配管、揺れでの支えのネジ抜けを無くしました。

もしDIYをなさる方が居らしたら、配管は壁に密着させバルブは縦型設置で壁から離すことをおすすめします。

 

 

水槽背面のエルボー変形は、上記の理由から配管を並べている為、クーラーまで持っていくとクーラー接続する時無理な曲げが発生するため45度エルボーを組み合わせ緩やかに距離を空け曲げてます。

 

これから水槽の設置、配管を設計なさる方がおりましたら、壁から水槽を35cm空けると、配管の設置がラクであったり、水槽の背面のコケ取りが容易であったり、背面から水槽内を見ることが出来るなど利点多く思います。

 

因みに設置を手伝って下さった友人2人からは、ショップかよ!と突っ込まれたのは言うまでもありません。

 

纏めです

正直DIYスキルが相当高くないと、ここまで綺麗に配管出来ないと思います。

今回のお客様は高いDIYスキルと諦めない根性をお持ちだったが故、こんなに綺麗なキャビネット内を完成させる事が出来たのだと思います。

 

レッドシーリーファーG2をお使いの配管マニアの皆様の為に”バルクヘッドコネクター”をメーカー標準として準備されているようです。

海外勢にも負けないような配管やアクロバティックレイアウトを試される方が増えるとアクア業界も盛り上がって良いと思います。

 

今回は本当に綺麗な配管事例をご紹介出来た事嬉しく思いますし、このような事例を紹介出来る機会を頂いたお客様に本当に感謝です。

 

最近米国からの多くのアクセスを頂いております。

本当に有難いことです。

 

Thank you for reading this blog.

I am sorry for the description in Japanese only.

 

This page article "Special plumbing plan for Red Sea Reefer 350."

 

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