ヤフオクで配管キットを購入頂いた方よりメールを頂戴しました。
レッドシーリーファーや各種オーバーフロー水槽用に配管キットを販売させて頂いており、お陰様でご好評を頂いております。
お客様の水槽設置状況に応じたカスタマイズを出来るだけお受けしておりますので、軽い気持ちでこのメッセージを送った事から、壮大な旧レッドシーリーファー350の改造計画はスタートしました。
「何か特別なリクエスト有りませんか?」
大抵の方はここで魔改造や水量どの位期待できますか?的な質問メッセージを下さる方が多いのですが、この方は一味も二味も違いました。要約しておりますが以下メッセージをご紹介させて頂きます。
お客様メッセージその1
※コメントを赤字で記載させて頂きます。
HSBAOのDEP-10000を使用し、コントローラーの流量設定50にて本水槽に戻しています。
この赤い配管を拝見した時点で只者では無いな!?という予感が有りました。
クーラー側へはjebaoの6000のコントローラーレベル1にてゼンスイ1000αを通過し、カミハタ殺菌灯36wを通過し、濾過層の落水部分にVP13の塩ビパイプに繋ぐ構造にしております。
※弊社取扱のプロテインスキマーまでお使い頂いているようで感謝しか御座いません。
現在このようなスイッチ盤にて通電管理していますが、水中ポンプをDEP-10000の1本で管理、餌やりや水換え時に電気を切る、また季節の変わり目でクーラー側のボールバルブを閉めてクーラーを外しても使える様にしたいのが理想です。
※このパネルも凄くないですか?この時点でこのお客様は神DIYスキルの持ち主だと確信しました
今後バクテリアが定着してからは海外の濾過層の様にろ材の雑然としないメディアのみのさっぱりした濾過層にしたいと考えています。
濾過層を解放してもスッキリした配管に変更可能な手法がありましたら提案頂けますと幸いです。
人様に見せても、みすぼらしく無く出来るならば嬉しいです。
最後の言葉が心に刺さりました。レッドシーリーファーG2を超える配管を実現して欲しいと思い、下記メッセージを遅らせて頂きました。
当社よりのメッセージその1
下記のような3分岐配管にするのがベストだと考えます。
- ポンプ直上はVP25配管切りっぱなしにして内径32mmホースで水槽と接続します。いわゆる魔改造Ⅲです。
- 配管は内径16mmのホースコネクター接続とし殺菌灯をキャビネット内の壁面に移せば、ホースも短く格好良く収まります。
- クーラー配管は内径19mmのホースコネクター接続とするのが良いとは思います。
写真を拝見してお客様位配管が組める方なら、弊社分岐配管を購入する必要無いと思ったのが正直な所です。
もし良かったらパーツの洗い出し等お手伝いしますので、ヤフオクはキャンセル頂いて結構ですので、ご自身で全配管組んでみませんか?
メッセージ送付後、かなり速い時点で海外にも負けない配管チャレンジへのご参加を表明頂きましたので、すぐにCGを作って完成イメージと懸念点を纏めてメッセージを送付させて頂きました。
当社よりのメッセージその2
- ターボツイストZ36Wは大きすぎてキャビネット内に収めるの無理です。(奥に横向きなら入るかも知れません)
- 3分岐配管は滅茶苦茶格好良いですが、施工は大変です。(正直CGはごまかし利きますので書くのは簡単・施工は大変です)
このメッセージを送った所、またまたすぐ返信を頂戴しました。
お客様メッセージその2
※コメントを赤字で記載させて頂きます。
諦めたら試合終了( ॑꒳ ॑ )デスヨネ
メッセージの最初にスラムダンクの名言を持ってくるなんて、センス良すぎですよね。
多分「施工難しいですよ」に対してのカウンターだと思いますが、正直ツボりました。
背面に板にフックを付けたものを設置、水槽台に無駄な穴を開けずに殺菌灯を設置する留め板を作りました。
次いで殺菌灯のホース差し口と出口の距離確認
殺菌灯フロー管を設置するために必要な距離と位置の確認
最後に、殺菌灯とクーラーへの水の送り配管スペースの確認、これによりCADで仮定されている排水系統のスペースは実現出来るだけの間口は整いました。
レスポンスの速さと行動力に脱帽です
次に濾過槽レイアウトです
濾過層内にあるライブロックは無くす予定ですが、定期的に天然ライブロック導入にてバクテリア補完をするため、水中ポンプが無くなった左スペースに籠投入するものの、美観を損ねるためそこはお店などに使うすりガラスタイプのシートを貼りたいと思います。
空いた中央スペースにUの字にカット、見えるようにした状況にて、フラグ水槽を実現させます。
配管だけでなく、サンプ内も綺麗に仕上げる為に沢山のアイディアを実行されようとしておられます。
実用性と美観を加味した設計の場合、バルブの位置はCADの様に縦配列が良いか、又はバルブ全体も見せるために横又は斜め配置させるべきかと、流量その他を加味して3系統をする事に不安要素は何があるかを知りたいと思います。
更には、元の所有者が配管の赤を作りたくて配色してありますが、やはり塗料の特性上特殊なものだったらしく手間と塗りムラ、更には海水魚に使えるものだと、とてつもなく高かったとの事でしたので、これを私は家具などに用いるシールをぐるり巻いて実現しようと考えております。
上手く行けたならネットで見当たるREEFERアレンジの中では多少近代的部類に寄せられるのでは?と思っています。
このお客様の計画通りに配管が出来れば仰るとおり、最高にクールなキャビネット内になる事が想定されます。
ここまで仰って頂いたら、こちらも最大限にご協力しないと失礼に当たると思い、気合を入れたメッセージを送付させて頂きました。
当社よりのメッセージその3
お客様の情熱とDIY能力を見誤っていました。
そこまでされる方ならレッドシーリーファーG2にも海外勢にも負けない物出来ると思います。
赤色配管含めて調達の方法はいくらでも御座います。私が考えつく一番ベストな方法を
考えましたのでご検討頂けますよう何卒宜しくお願い申し上げます。
必要なパーツは下記の通りです。
纏めです
このお客様は配管完成後に各種写真や動画を公開頂ける予定となっております。
皆様完成楽しみにお待ち下さい。
最近米国からの多くのアクセスを頂いております。
本当に有難いことです。
Thank you for reading this blog.
I am sorry for the description in Japanese only.
This page article "Special plumbing plan for Red Sea Reefer 350."
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