塩ビパイプへの良いホースの接続方法

流量の確保と効率を重視した接続方法とサイズについて

 

当方のブログで一番アクセス頂いているのは、塩ビ配管とホースをどう繋ぐか?を紹介したブログです。

ホースコネクターを使用して接続するのは簡単ですが、コネクターって下記のような構造なので、結局必要以上に流路が絞り込まれちゃってるんですよね。

 

これは内径12mm(D1部位)のホースが接続出来るホースコネクターの図ですが、実際の流路(D3部位)のサイズは8.6mmしか有りません。

 

ブログでは何度も説明させて頂いておりますが、流路が太ければ太いほど同じポンプ容量でも沢山の水が流れます(流量が多い)

 

よって、ホースコネクターは簡単にホースを接続する事が出来ますが、流量確保の点から言えば悪の存在なのです。

 

では、どのように塩ビパイプにホースを接続するかというと。。。

 

とても簡単で、気合でホースを塩ビ配管にねじ込むだけです。

 

【注記】

  • 良くオーバーフロー水槽設置事例で見るような接続方法です
  • ホースコネクターを使わないので、流路が絞り込まれません
  • 太いホースで接続が出来るので配管抵抗を減らす事が出来ます

 この写真ではタイラップを使用して簡易的に締めてますが、皆様の水槽では漏水は非常に危険なので、ホースバンドを使ってしっかり締めて下さい。

 

過去ブログでもご紹介させて頂きましたが、参考までに塩ビ配管サイズと外径が判る表を載せておきます。

 

塩ビ配管寸法 塩ビ配管外径
VP13   18
VP16 22
VP20 26
VP25 32

 

これをご覧になられて次に皆さんが悩むのが”おー良いサイズの水槽用ホースが無い!”では無いでしょうか?

 

有名メーカーで有るエーハイム様のホースサイズを確認すると細い順に

9mm,12mm,16mm,19mm,25mm(内径)となっています。

 

やっぱり”ホースと塩ビパイプを直接繋げないでは無いか!?”

 

と早とちりしないで下さい。

 

エーハイム様のホースはとても硬いので、異径接合はなかなか骨が折れるのですが、園芸用や私の好きなトヨロンホースで有れば4mmから75mmまで多数の種類の内径を持つホースが売られていますので、それらを使って頂ければ全然問題御座いません。

 

参考までにお勧め例を載せておきます。

塩ビ配管寸法 塩ビ配管外径 お勧めホースサイズ(内径)
VP13   18 19mm
VP16 22 21.5mm
VP20 26 25mm
VP25 32 32mm

 

 少し細めのホースを使って、接続時にお湯でホースを温めて太い塩ビパイプに接続するも良し。

 

少し太めのホースを使って、ホースバンドをしっかり締めるのも良しです。

 

別に水槽用じゃ無いホースを使っても全然問題有りません。

 

内径差2mm程度で有れば全然気にする必要有りません。

 

”お湯で温め〜る” ”気合でねじ込〜む” ”ホースバンドでしっかり締め〜る”

 

などの呪文を唱えれば、全く問題無く塩ビパイプにホース接続可能です。

 

当方のポンプ性能試験結果から、少しでも太いホースを使ったほうが流量が稼げる事が判っておりますので、一番お勧めの呪文は、、、

 

”ホースバンドでしっかり締め〜る” です。

 

ちなみに当方取り扱いのHSBAOに標準で接続されているホースコネクターのサイズは下記の通りです。

 

モデル ホースサイズ

直接接続可能な

塩ビパイプサイズ

 DEP-1200

14/16mm VP13

DEP-2500

16/20mm VP13,VP16

DEP-4000

15/20/25mm VP16,VP20

DEP6000

20/25/32mm VP16,VP20,VP25

DEP-8000

20/25/32mm VP16,VP20,VP25

DEP-10000

20/25/32mm VP16,VP20,VP25

DEP-12000

25/32/38mm

VP20,VP25

DEP-15000

25/32/38/50mm

VP20,VP25

DEP-20000

25/32/38/50mm

VP20,VP25

※ 園芸用やトヨロンホースを使って接続可能な塩ビパイプサイズも記載しておきました。

 

皆さんの配管計画に少しでもお役に立てばと思います。

 

皆様良いアクアライフを!!