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1200オーバーフロー水槽とリフジウム水槽向け配管計画PART3

先日配管計画(PART1ブログPART2ブログ)をご提案させて頂きましたお客様より綺麗な写真を付けた完成報告を頂きましたので紹介させて頂きます。

 

完成写真をご覧下さい。

どうですか?このクオリティ!!

 

とても綺麗に配管されていると思いませんか?

 

CGではどんな風にでも書けるですが、配管を実際行うのはとても大変なのです。

 

ここまで綺麗に配管をされているお客様は、とても器用で慎重に作業を進められた事と思います。

 

オーバーフロー管からも自作オーバーフロー管からもリフジウム水槽からも本水槽に飼育水が流れ込みますので、複雑な水流が出来るのでは無いでしょうか?

 

吐出口には直管では無く、曲げ管を使われている所にとてもセンスを感じます。

 

リフジウム水槽への水量が多かった場合に流量を絞る為ボールバルブを入れています。

 

配管切り離しの為のユニオン継ぎ手も入っています。

 

別角度からの写真となります。

 

このお客様がとても工夫されているポイントです

  • ポンプからオーバーフロー水槽へと行く配管はVP25で大流量を稼いでいます(100%出力時3,360L/時間)
  • クーラーからの戻り配管をオーバーフロー管に接続されています(普通で有れば濾過槽の第1槽や第2槽に戻すのですが、こうやって工夫する事で、クーラーで冷却された飼育水を水槽に直接送ることが出来ます。またクーラー通過後の飼育水も本水槽に送ることが出来るので、循環量が増えます(推定700L/時間程度追加)
  • 冬場のクーラー不要時期にボールバルブを閉めて、ポンプ出力を絞る事で本水槽への流量を確保したまま省エネ化が可能です。

ポンプ直上は太い配管(VP25)で取出して、クーラー用配管へと分岐しております。

 

塩ビ配管からホースを取り出す方法は別ブログでも紹介させて頂いております方法です。

 

 

ご提案させて頂いた内容には1点問題が有ったようです。

 

VP25からVP13を分岐してリフジウム水槽へと送水するアイディアを出ささせて頂いたのですが、赤枠部の抵抗が少なすぎてリフジウム水槽へと十分な流量が流れなかったようです。

 

最終的には赤枠部にボールバルブを追加頂き、良い感じの流量に調整頂きました。

 

この点配慮足らずで本当に申し訳ございませんでした。

 

60%程度の流量で運用開始頂いたようです。

 

参考までに、ポンプ流量を絞った時(コントローラーのボタンをポチポチ押すだけ)の流量を連絡させて頂きました。

 

DEP-10000はVP25配管接続時の全開での流量が約3060L(水槽側)となります。
まずは流量0になる点を探して下さい。 (100から徐々に絞っていく) 多分30%に近い所が流量0になると思います。
後は計算するだけです。 もし30%が0になった時は下記の通りの流量です。
30%=0L
40%=480L
50%=960L
60%=1440L
70%=1920L
80%=2400L
90%=2880L
100%=3360L
*もちろんピッタリの数値では無く若干のブレは御座います。
この想定流量で循環数が足りているかの確認は必要と思います。

 

また、ポンプ全開時のメイン水槽水位上昇による水漏れが心配との連絡も頂きましたので、当方実験水槽での実験結果も併せて連絡させて頂きました。

 

当方実験水槽(90cmサイズオーバーフロー水槽)では、
VP25を使用したとしてもDEP-10000では水位が有る一定まで上がるものの 排水が間に合わなくて溢れるような事態は発生しませんでした。

 

今回報告を頂きましたお客様に本当に感謝申し上げます。

 

新しく水槽立ち上げたいけど、配管計画困っている方いらっしゃれば遠慮無く連絡頂けますよう宜しくお願い申し上げます。

 

もちろん、ポンプ購入期待しています。。。。。

 

info.saffdesign@gmail.com