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配管サイズによる流量の違いを検証する

VP13,VP16,VP20に流せる最大流量を測定

 

以前のブログに配管サイズに応じて、どの程度の流量を流せるのか?を水槽用流量計の最大流量から求めて見ましたが、今回は実験水槽を使って実測してみたいと思います。

 

 

DEP-10000 HSABO 水中ポンプ 水陸両用ポンプ

 

検証の為に使用したのは最大流量10,000L/H(毎分166L)の能力が有る

DEP-10000です。

 

ポンプの能力なのか?配管の細さ故流量が少なくなっているのか、判らなくなるのが嫌なので、必要以上に大きなポンプでテストします。

 

早速、水槽にセットします。

 

DEP-10000 HSABO 水中ポンプ 水陸両用ポンプ

 

今後色々検証する為に、配管が2分岐されてますが、下側配管はバルブを締めてます。

 

流量計の手前まで、VP30で配管して異径ソケットでVP20へと絞っています。

 

流量計の先で、VP20のままのもの、VP16へと絞ったもの、VP13へと絞ったものの3種類テストして、配管毎の最大流量を計測します。

 

まずは、各々の配管の断面積と流量計容量から期待される最大流量を記載します。

 

配管サイズ 断面積(mm^2) 期待最大流量
VP20 314 100L/min (6,000L/h)
 VP16  201 70L/min (4,200L/h)
VP13 132 60L/min (3,600L/h)

結果。。。

 

配管サイズ 測定結果 期待最大流量 消費電力量
VP20 50L/min (3,000L/h) 100L/min (6,000L/h) 80W
 VP16 31.9L/min (1,914L/h) 70L/min (4,200L/h) 71W
VP13 23.8L/min (1,428L/h) 60L/min (3,600L/h) 67W

 

うーん。やっぱり期待最大流量値に近づくってのは難しいんですかね?

 

別に流量絞ってる訳では無く、全部パワー100%で動作させてます。

負荷が高くなる程、ポンプが頑張って消費電力量が増えるのでは?と思ってましたが、

真逆の結果になりました。(流量に応じた消費電力量)

 

ポンプ自体の性能に問題が無いか、次回は複数本の配管を通じて流量測定したいと思います。

 

配管サイズ 断面積 倍率 測定流量 倍率
VP20 314(mm^2)   50L/min (3,000L/h)  
 VP16  201(mm^2) 0.64 31.9L/min (1,914L/h) 0.64
VP13 132(mm^2) 0.66 23.8L/min (1,428L/h) 0.75

 

断面積比と流量比を確認すると、ほぼ同様の傾向が出てますので、テスト自体は問題無いと思います。

 

元々DEP-10000には内径20mm,25mm,32mmが接続出来るホースコネクターが付いています。

また、VP30が接続できる給水栓ソケットが接続可能です。

*給水栓ソケットは製品に附属されません

 

もし上記のように断面積比通りの流量が期待出来るなら、こんな感じで流量出るんでしょうか?

 

配管サイズ 断面積 倍率 期待流量
VP20 314(mm^2)   50L/min (3,000L/h)
 25mmホース  490(mm^2) 1.56 78L/min (4,680L/h)
32mmホース 804(mm^2) 1.64 128L/min (7,675L/h)

 

いずれにしても、出来るだけ太い配管やホースで取り回しした方が流量増えるのは間違いないと思います。

 

次回はVP20配管を複数配置してDEP-10000の本当の最大能力を測定したいと思います。

 

皆様良いアクアライフを!!