Xのツイートで明林永二様(SPECTRA/VitalWaveサンゴLED設計者)がVitalWaveⅡ改UVA370を数個作成の上販売されると呟いておられたので、すぐ飛びつかせて頂きました。
仕様は写真の通りで、通常品は70°のビーム角が140°という広角ビームになる事で遥かに広範囲を照らせる仕様になっています。
弊社実験水槽は水槽中央のかなり高い位置にスギノキミドリイシブルーとスギノキミドリイシグリーンを配置しており、いつかはVitalWaveⅡUVA370を足したいと思っておりました。
普通のVitalWaveⅡUVA370はレンズ角度70度の物を使用しているのですが、元々もっとワイドに照らせるもの出ないかな?と思って居た私には本当にドンピシャの製品です。
設置の様子
弊社実験水槽レッドシーリーファー300G2+には元々スペクトラSP200を2台設置していたのですが、その間の隙間にクリップを使って設置させて頂きました。
拡大しました。
水槽全景を含めて
デザイン的にも水槽上面がゴチャゴチャせず大満足です。
波長とPARの測定
波長を測定したのですが、残念ながら弊社が保有している機材は最短波長対応が380nmだった為に、燦然と370nmに立ち上がるピークを測定する事が出来ませんでした。
またPAR測定を行ったのですが、こちらも400nm〜700nmまでのバンドパスフィルターが入っている為に、点灯・消灯での差を測定する事が出来ませんでした。
使用機材は弊社開発で絶賛発売中のこちらです。
センサー特性をご覧頂いた通り、370nmの波長強度を測定する事が出来ませんが、今回のような特性を持っているLED照明は殆ど世の中に存在しませんので、通常使用頂くには十分のスペックを持っておりますのでご安心下さい。
370nmの波長を当てたサンゴの反応
VitalWaveⅡ改UVA370のみを点灯している様子です
外部光が入っている為、全体的に明るく写っていますが、想定通り370nmの励起を受けてスギノキミドリイシのブルー蛍光タンパクが光り輝いております。
また広角で照らさせている効果で予想だにしていなかった、このミドリイシも輝いております。

通常照明下ではこのような色をしており、パット見では黄色に見えるのですが、その中にはブルー蛍光タンパクを抱えていると推測されます。
今回の照明追加でどのように色が変化していくのか本当に楽しみです。
エイジさんこの度は本当に良い物を有難うございました。
最後までご覧頂きまして誠に有難うございました。
また次のブログでお会いしましょう。
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