120cmオーバーフロー水槽用ポンプサイズに関して
メールでポンプサイズに関して多数の問い合わせを頂いているのですが、今回は淡水魚(アロワナ)用オーバーフロー水槽に関しての質問を頂きました。
海水魚用水槽以外の質問は初めてだったので、紹介させて頂きたいと思います。
質問内容は下記の通りです。
水槽サイズが120×40×40cm、濾過槽が90×35×35程度の大きさなのですが、ポンプ型番はDEP-4000で問題はないでしょうか?
アロワナを飼育する予定で、クーラーも接続します。
オーバーフロー管は給水側がVP13と言う細さです。
いつも思うのですが給水側配管サイズVP13は細すぎでは無いでしょうか?
実験結果を見て頂いて判るように、小さいサイズのポンプを使ってはVP13に流せる流量が限定されます。
オーバーフロー水槽製造メーカー様、せめて90cm水槽にはVP16以上を120cm水槽にはVP20以上を給水側配管サイズの標準にして頂けると、ポンプサイズを下げることが出来るので、ランニングコストが下がって、お客様もハッピーだと思うのですが如何でしょうか?
ポンプサイズの選定
お客様の水槽サイズから総水量を計算しました。
水槽:176L
濾過槽:110.25L
合計総水量:286.25L
約90%の水が入ると仮定して総水量約260Lと見込みました。
必要循環数は約6回で提案させて頂きました。
よって、1,560L/時間の能力のポンプが必要となります。
ここで冒頭に書いた給水側配管サイズが問題になってくるのです。
もし、このお客様の給水側配管サイズがVP20とかVP25で有ればDEP-4000という当方取扱の下から3番目のサイズのポンプでも2,000L/時間以上の循環能力発揮出来るのですが、VP13という制限が有る為、実際に必要なポンプサイズはDEP-8000になってしまうのです。
ポンプの価格も高くなりますし、電気代も高くなりますので、お客様にとってメリット1つも無いですよね。
太っ腹なお客様は余裕を見てDEP-10000(10,000L/H)のポンプをお買い上げ頂きました。
本当に有難うございます。
*VP13接続でも1,686L/時間の流量を確保できるポンプになります。
(クーラーに2分岐した後の、オーバーフロー管へと送水出来る容量として)
吐出口流量調整に関して
海水魚水槽やサンゴ水槽は適度な流れを好むのですが、淡水魚(熱帯魚やアロワナ)は早い流れを好みませんよね?
よって、吐出口からの水流を抑える工夫が必要な事をお伝えさせていただきましたが、実は、この方法についてアイディア御座いません。
どなたか良い方法が有ればお教え下さい。
配管方法
本ページをご覧頂いている方には馴染みの方法かも知れませんがホース接続は以下のような方法をお勧めさせて頂きました。
13mmのホースコネクターを使用すると、流量が極端に制限されてしまう為、太いホースを使う方法を提案させて頂きました。
またホース部にエーハイム様のダブルタップやタカギ様のコック付きホースジョイントを使うと流量調整も出来ますし、機材の切り離しも簡単に出来ますのでお勧めさせて頂いております。
*流量調整はポンプ本体で可能ですが、クーラーへの流量バランス調整の為にはバルブが入っている方が良いと思います。
また、クーラーからの循環水を戻す場所に関してもアイディア出しさせて頂きました。
新しく水槽立ち上げたいけど、ポンプサイズ選びや配管計画困っている方いらっしゃれば遠慮無く連絡頂けますよう宜しくお願い申し上げます。
もちろん、当方からポンプを購入頂けますと幸いです。。。。
info.saffdesign@gmail.com
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