流量を絞った時の消費電力との関係は?
ご紹介させて頂いておりますHSBAOはDCポンプ(直流ポンプ)となります。
DCポンプは流量を絞ると消費電力量(電気代)を抑えることが出来ます。
多くの方がオーバーフロー水槽で使用頂いておりますので、出力”0”が本当の0(流れが無くなる状態)では無く出力”30"程度が流量0になるケースが多いようです。
揚程(ポンプよりの高さ)分持ち上げるのにエネルギーを使用してしまい、結果コントローラー上の出力30以下が流量0になります。
そこで、タイトルにも有る通りDEP-6000(6,500L/H)を使って出力絞りと流量と消費電力の関係を調べて見ました。
別の実験も同時進行で行いましたので、機器構成は以下写真の通りです。
VP25サイズの塩ビ配管を使って接続してます。右手にクーラーを接続しておりますが、手前のバルブを閉じてますので、全てがオーバーフロー管へと流れています。
では、早速実験動画を御覧ください。
結果です。
出力 | 流量 | 電力量 |
100 | 2,940L/H(49L/分) | 57W |
90 | 2,760L/H(46L/分) | 50W |
80 | 2,520L/H(42L/分) | 42W |
70 | 2,160L/H(38L/分) | 36W |
60 | 2,040L/H(34L/分) | 30W |
50 | 1,680L/H(28L/分) | 24W |
40 | 1,260L/H(21L/分) | 19W |
30 | 780L/H(13L/分) | 14W |
20 | 0 | 9W |
先日、DEP-10000の最高出力時の最大流量チェックをご報告させて頂きましたが、DEP-6000もVP-25サイズのオーバーフロー管を持つオーバーフロー水槽で使用すると型番の約半分の流量で有る約3,000L/H程度の最大流量となる事が確認出来ました。
*配管分岐を使用してますので、直接オーバーフロー管と接続するともう少し流量が増える可能性も有りますので、追って実験の上報告させて頂きたいと思います。
もし総水量に対して1時間あたり10回の循環量を望むなら、総水量300L程度の水槽まで対応出来ることになりますし、1時間あたり6回の循環量を望むなら、総水量500L程度の水槽まで対応出来る事になります。
その他結果纏めはこちらをご覧下さい。
上の表では傾向が掴めませんのでグラフに纏め直しました。
オーバーフロー管先端流量0からフル出力まで、流量も消費電力量も比較的リニアな関係に有る事が判りました。
どれだけ絞れば何L/Hの流量が有るのかを推定するには、本HPで自宅水槽と近いポンプ・配管構成を確認し、そのポンプの最大流量を確認(実験値)。
その後に自身の水槽でオーバーフロー管先端で流れが0になる点の絞り値(%)を調べて、後は100%の流量と自宅水槽での0流量の2点を直線的に結べば、絞りと流量の関係式が求まると思います。
皆様良いアクアライフを!!
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