レッドシー リーファーシリーズが静音性に優れている理由
保有している方はご存知と思いますが、他のオーバーフロー水槽と比較してレッドシー リーファー シリーズは圧倒的に静かです。
騒音の主な発生源は3箇所です。
1つ目は、オーバーフローパイプが水と同時に空気を巻き込んで発生させる「コポコポ」という音。
2つ目は、フィルターメディアバックに水が流れ込む「チョロチョロ」という音。
3つ目は、設置した機材が発生する騒音です。
レッドシー リーファーは画期的な方法で騒音の抑え込みを行っています。
「コポコポ」音対策の為に、オーバーフローバルブを設ける事で、「コポコポ」音は0に近いレベルまで抑えられてます。
※液面設定によってはオーバーフローボックスからの「チョロチョロ」音は聞こえます
正直これだけでレッドシー リーファー選ぶ理由になると思います。
※水位の調整は少し面倒なので、後日ご紹介したいと思います
また、キャビネットの開口部を極限まで抑えることで、配管内を水が流れる音やフィルターメディアバックに水が流れ落ちる「チョロチョロ」音を抑えてくれています。
上の写真見て頂いて判るように、極小の開口部しか設けられていません。
レッドシー リーファー自体の騒音が小さいので、逆に言えば設置した機材の騒音が目立ってしまう事になります。
設置しているポンプはHSBAO DEP-6000です。
何度も記載しますが、一般的な交流ポンプ(ACポンプ)と違い直流ポンプ(DCポンプ)になりますので、とても静かなポンプです。
それに省エネですし、オーバーフロー水槽には最適なポンプです。
考えてみて下さい。
1時間に6,500Lの水を吐出する力を持っている大型ポンプになります。
1分当たり100L以上です。
皆さんのお家に有るお風呂を2分間で満水に出来る能力の有るポンプです。
とても大きなポンプなのです。
故に無音という訳では無く高調波音が発生しておりますので、静かな環境の中ではポンプの音が外部に漏れ伝わってしまう事になります。
今後機材も増えますし、立上げ時の今だからこそ対策可能と思い、一度サンプの水を全部抜いて静音化対策をする事にしました。
オーバーフロー水槽騒音対策の為に購入した物
騒音を外に漏れ伝わる為には、遮音と吸音が必要と思いますので、3点製品を購入しました。
1つ目は遮音シートです
平米単価が安かったのと、切り売りで安く売っているショップが有ったので、この製品を選びました。
遮音シートで音が遮断されても、キャビネット内で音が反響して響いたら嫌だなーと思い、ウレタンフォームタイプの吸音材も購入しました。
正直どこまで効果有るか判りませんが、一つずつ施工していきたいと思います。
騒音値はiPhoneのアプリを利用して測定しました。
取付作業
まずはオーバーフローボックス内の水を排水します。
これをやっておかないと、オーバーフローパイプを外した時に大量の水がキャビネット内に溢れてくる事になります。
次にオーバーフローパイプを外しました。
そして、サンプ内の水を出来るだけ排水し、サンプを外に取り出しました。
再びキャビネット内が空っぽになりました。
後は只々シートや吸音材を貼っていくだけなのですが、やはり開口部が気になるので出来るだけ手持ちの発泡スチロールで埋めておくことにしました。
正直、意味が有るかは判りません。
まずは遮音シートを貼りました。
適切な寸法に切って貼るだけです。
一応、キャビネットの隙間が気になりますので、遮音シートを切断せずに横方向は全周貼り付けしました。
水槽下部にはガラス製サンプを守るためのクッション材が貼られていますので、その意外の場所に貼っています。
完成しました。
本当は、まずは遮音シートだけの防音効果を測定したいのですが、サンプ戻して、配管戻しては大変なので、引き続き吸音材を貼った上で騒音測定したいと思います。
こちらも良いサイズに切って貼るだけで簡単なのですが、サンプ部分はクリアランスが無いので、サンプが入る場所は避けて貼ります。
完成です。
外部とのケーブル取り合い部とホース取り合い部は開口有りですが、ここを埋めるのは不可能なので、クッション材を差し込んでおきました。
もしここからの音漏れが気になるなら別途エアコン開口部塞ぐための粘土か何かを使って塞ぎたいと思っています。
結果、3dB(A)程度下がりました。
なーんだ、3dB(A)しか下がってないなんて思わないで下さい。
半分位の音になったという事です。
コストも5千円程度ですし、水槽設置前のキャビネット組立時なら簡単に施工出来ますので、リビングや寝室等で少しでもオーバーフロー水槽からの騒音を低くしたい方にはお勧めの作業です。
info.saffdesign@gmail.com
皆様良いアクアライフを!!
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