レッドシー リーファー 170 (オーバーフロー水槽)立上げ Vol.7 水位設定について(海水水槽立上げ)

 

レッドシー リーファー オーバーフローパイプ

レッドシー リーファー オーバーフローパイプ オーバーフロー水槽
レッドシー リーファー オーバーフローパイプ オーバーフロー水槽

レッドシー リーファーをお持ちでない方には何が何だか分からないかも知れませんが、

過去記事でも紹介したように普通のオーバーフロー水槽とは違い、オーバーフローパイプと給水管(排出部)が独立した構造になっています。

 

※左から給水管・緊急時オーバーフローパイプ・オーバーフローパイプ

 

また緊急時オーバーフローパイプというのも有り、若干では有りますが複雑な機構になっておりますが、ここがレッドシー リーファーの静かさを決定する非常に重要なパーツですので、水位設定の仕方をお伝えしたいと思います。 

 

オーバーフローバルブの役割

レッドシー リーファー 170 オーバーフロー水槽 HSBAO 水中ポンプ DCポンプ

このバルブはオーバーフローパイプを伝わってサンプに流れ落ちる水の流量をコントロールしています。

 

単純に流量絞れば流れ落ちる水量が減って騒音が低減するとか、そんな簡単な物では有りません。

 

このバルブを開け締めする事でオーバーフローボックス内の水位を変化させる事が出来るのが一番重要なのです。

 

当り前ですが、バルブを締めればサンプに流れ落ちる水量が減りオーバーフローボックス内の水位が上がります。

 

もちろん逆にバルブを開けばサンプに流れ落ちる水量が増えてオーバーフローボックス内の水位が下ると同時に、サンプに流れ落ちる水量が増えるので騒音が増えます。

 

写真ではオーバーフローボックスに隠れて判りにくいので、絵を書きました。

左が緊急時オーバーフローパイプで右がオーバーフローパイプです。

レッドシー リーファー オーバーフローパイプ 水位調整

水の流れはこのような感じで、オーバーフローパイプの周りにはもう一つのカバーが掛かっています。

 

レッドシー リーファー オーバーフローパイプ 水位調整

 

この中に水が一回流れ込んでからオーバーフローパイプを通じてサンプに落水していきます。

レッドシー リーファー オーバーフローパイプ 水位調整

バルブを沢山開くと上図のように、オーバーフローパイプぎりぎり上面に水位が保たれます。

その時、空気の巻き込んだ「コポコポ」という音と水槽と繋がるサーフェーススリットとの落差が生み出す「チョロチョロ」という音がします。

 

これを避ける為にバルブを締めていきます。

 

すると下図のように水位が上がり最終的には緊急時オーバーフローパイプから水が排出される事になります。

レッドシー リーファー オーバーフローパイプ 水位調整

すると今度は、緊急時オーバーフローパイプが空気の巻き込んだ「コポコポ」という音を発生させる事になります。

 

よって常に下図の赤線の位置に水位が入るようにオーバーフローバルブを調整する必要が有ります。

 

レッドシー リーファー オーバーフローパイプ 水位調整

 

 

開くと水位が下がり

 

締めると水位が上がります

 

とても簡単に思えるのですが、これが結構大変なんです。

 

バルブを開け締めしてから水位が安定するまで20秒から30秒程度掛かります。

 

水位を見て→バルブを開け締め→水位を見て→バルブを開け締め

 

という事を何回もする必要が有りますし、実は少しずつ水位が上がったり下がったりして数時間後に再び「コポコポ」音が発生する事も有ります。

 

バルブも微妙に硬いんですよ。

 

また、長期間経つとどんなポンプでも流量が落ちてきます。

そうすると、やはり水位が下がって「コポコポ」音の発生です。

 

やっぱりHSBAOのDCポンプDEPシリーズがお勧め

  

水位(水量)の微調整を簡単に行う為にも、コントローラーで流量が簡単に調整出来るHSBAOのDCポンプDEPシリーズがお勧めです。

 

100%での使用設定にしていれば別ですが、元々絞って使用していれば、水位が下がった時には流量を多くするボタンの”+”を2・3回ポチッとすれば流量が増えて「コポコポ」音が解消されます。

 

レッドシー リーファー 170 オーバーフロー水槽 HSBAO 水中ポンプ DCポンプ 

バルブを開け締めするより、とても簡単ですので本当にお勧めです。

 

もしレッドシー リーファーの水位調整苦手な方がいらっしゃったら是非ともHSBAOのDEPシリーズポンプを使ってみてください。

 

水量微調整の苦労から開放される事間違いなしです。

 

水槽サイズ別にお勧めのポンプサイズは、こちらに纏めて有ります。

 

info.saffdesign@gmail.com

 

皆様良いアクアライフを!!